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ブルーノ安藤です。

金持ちが教えるお金の哲学

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こんにちは。ブルーノ安藤です。

今日紹介するのはこの一冊。

「金持ち父さん 貧乏父さん」ロバート・キヨサキ

 

ロバート・キヨサキさんは、世界中の多くの人々のお金に対する考え方に疑問を投げかけ、その考え方を変えてきました。

学校や会社では教えてくれないファイナンシャル教育の大切さを情熱を持って語っている方です。

 

概要

タイトルからちょっと胡散臭い、金儲けをするためのメソッドが書いてあるような感じがしますが、そんなことはありません。

 

読む人によって色んな捉え方があると思いますが、この本を通して伝えたいことは、お金についてもっと興味を持って知ることだと思います。

 

この本では、何人かの登場人物が出てきますが、メインはロバートさんと実の父さん、友人の父さんの3人です。

意外と思われるかもしれませんが、実の父さんが貧乏父さんです。

貧乏父さんは、高度な教育を受け、知的で、教師としても活躍している反面、お金には一生苦労しています。

一方、金持ち父さんはハイスクールすら卒業していませんが、多くのビジネスを経営しており、裕福で、慈善事業までしています。

では、なぜこんな差がついたのでしょうか?

その答えこそが、お金に対する考え方と知識の違いです。

 

貧乏の1番の原因は恐怖と無知だと言います。

多くの人が、貯金残高や将来への恐怖、家を持つことへの欲望といった感情に突き動かされるまま高い給料、昇給、安定した仕事を求めて一生を過ごしていると思います。

 

お金をよく知り、自分のためにお金を働かせる方法を学ぶ。それによって、経済的自由ができ、お金に苦労することなく人生を過ごしていけるのです。

ロバートさんは、自分の持つ唯一の資産は知識です。知識さえあれば、お金がなくても、お金を生み出すことはできると言っています。

 

ここで言う知識というのが、ファイナンシャルIQと呼ばれるものです。

1.会計力、2.投資力、3.市場の理解力、4.法律力です。

名前から難しそうに感じますが、筋トレやテニスの練習と同じように、継続して勉強していくことでこのスキルが身についてくれます。

 

ロバートさんの有名な言葉として、「持ち家は資産ではない」や「ラットレースから今すぐ抜け出せ」などもこの本に詰まっており、色々な発見があるかと思います。

 

好きな言葉

自分がやっていることがちゃんとわかっていれば、リスクを冒したとしてもそれはギャンブルではない。

 

投資とはお金がお金を作る科学

 

まとめ

2人の父さんの比較を基に話が進み、読みやすい一冊だと思います。ただ、金儲け色が強く、極論的な話も多いため、少し読みづらく感じるかもしれません。

ただ、最終的に伝えたいことは、みなさんにお金に対する知識をもっとつけて欲しいです。最後までこの本を読んで頂ければ参考になると思います。

 

今後、AIの発展で専門知識の価値が下がり、終身雇用が約束されない時代になれば、この自分でお金を生み出す能力は必ず求められてくると思います。

また、日本式の終身雇用→貯蓄→年金暮らしといった前時代的な働き方が通用しなくなれば、貯蓄以外の選択肢でお金を運用できるということを知っておくのは大切だと思います。

 

※株式や不動産投資をする際には、しっかりと情報収集して、リスクを理解した上で臨んで下さい。

 

こんな人にお勧め

日本に住むみなさん

 

良かったら読んでみて下さい!