激動の時代を生きるあなたへ
こんにちは。ブルーノ安藤です。
今日はこの一冊を紹介していきます。
「10年後の仕事図鑑」堀江貴文、落合陽一
堀江さんは通称ホリエモンとして、テレビやネットでも有名ですよね。最近は宇宙ロケット開発に携わられているようです。
落合さんはメディアアーティストで博士。今ではいくつかの大学で教鞭を取られています。とにかく博識で最先端の情報を発信してくれています。
概要
これから、ロボットやAIが進歩していく中で、我々にはどんな変化が起こるのでしょうか?我々の仕事は無くなってしまうのでしょうか?
この本では、たくさんの可能性に満ちた未来を語ってくれています。
例えば、「無くなる仕事」と「減る仕事」。
これは、管理職や現場監督、事務職、弁護士 などが挙げられています。
給料が高い仕事、定型的な仕事のため低コストで携わっている人が多い仕事の2種類だと言われています。
AIの導入コストと人件費を天秤にかけたときにインセンティブがあるのでしょう。
他にも、「生まれる仕事」と「伸びる仕事」。
これには、職人、クリエイター、観光業、ショービジネスが挙げられています。
これだけを見ると、とても不安ですよね。我々の今やっている仕事はなくなって、急にクリエイターになるなんて信じられないし、そんなことできません。
まず、ここで言う未来の土台になっている部分はどういったものでしょうか?それは、評価経済とベーシックインカムという考え方だと思います。
ざっくり言うと、
評価経済は、今までの金=価値から、個人の信用若しくは能力=価値という考え方へ変わっていく社会のことです。
要するに、金持ちより、インフルエンサーやクリエイターの方が成功しやすくなるということです。
ベーシックインカムは、政府から全国民に一律の給付金を毎月支給するという考え方。人からAIとロボットに労働が代替されるため。
ここでは、生産性が上がり、人件費が削減できるため、生活コストが下がり、最低限のベーシックインカムだけで生活していけるようになる未来を描いています。
そのため、急に仕事がなくなって、どん底の人生を歩まなければいけない。というものではなく、もうやりたくない嫌な仕事はしなくても良いということです。
むしろ、自分が楽しいと思えるものを見つけて、それを思いっきり遊び、仕事にできる時代になるということです。
好きな言葉
新しいことに興味を失ってしまえば10代でも老人だし、新しい刺激を求め続けるのならば60歳でも若者だ。
遊びに没頭しろ
まとめ
個人的には、たくさんの刺激を受けた良い一冊だったのではないかと思います。
特に、どんな仕事がなくなり、どんな仕事が生まれるかというところは読み応えがあります。
ただ、最後にお2人はこんな予想は、血液型占い並みの信用しかないと言っています。
この変化の大きい時代に、我々にできることは、その日その日を懸命に生き、より楽しむことではないでしょうか。
こんな人にお勧め
将来に不安を抱えている
働きたくない